属名：スゲ属ウスイロスゲ節
学名：Carex pseudocuraica F.Schmidt
果期：6～7月
生育環境：低地から山地の湿原
国内分布：北海道、本州（青森県・岩手県・
宮城県）
当館標本：有
湿地や湖沼の縁などに生える多年草。花穂のない茎が蔓のように長く伸びて後ろに倒れ、その節から次年に花穂をつける。有花茎：高さ15～40㎝、上部はややざらつき下部は平滑。葉：有花茎とほぼ同長、幅2～4ｍｍ、上部は著しくざらつく。基部の鞘：暗褐色。花序：3-10個の無柄小穂をやや密につける。雄鱗片：両縁は半透明で暗黄褐色、鋭頭。雌鱗片：両縁は半透明で栗褐色～栗色、鋭頭。果胞：卵形、無毛、口部は凹形、基部に短い柄があり、皮革質。柱頭は2岐。